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エクストルーダーケーブルの断線/庫内落ち込みの対策


曲がってプリンタ庫内に落ち込んでしまうエクストルーダーケーブルの悪い例

エクストルーダーケーブルが曲がった状態で運用し続けると、ケーブルの特定の箇所に負荷がかかって摩耗が進み、内部的に断線してしまう事がございます。


ZortraxのMシリーズのプリンタでは、機構上エクストルーダーケーブルの断線は起こりやすく、最も多い不具合原因の一つです。

※メーカーではエクストルーダーケーブルは消耗部品の一つとして扱っております。


トラブルを防ぐ為に、弊社で行っているエクストルーダーケーブルの断線対策を紹介します。




1. エクストルーダーケーブルを外部から支える


背の高いスタンドを用意して、上からエクストルーダーケーブルを支えてあげることで、ケーブルが落ち込まない形とします。ケーブルがアーチ状になる事が理想的です。

弊社では下記「グリップポップスタンド」と「マジックテープ」を使い、上から支えています。

https://www.monotaro.com/g/04187878/


エクストルーダーのXY方向の動作の妨げとならないように、プリンタ上の中央付近で支える事をお勧めします。スタンドはある程度柔軟性があるものにして、支えがきつくなり過ぎないように若干緩い状態で保持する事を心掛けてください。





2. HEPAカバーの内側でエクストルーダーケーブルを吊るす。


HEPAカバーをつけて運用する際にはHEPAカバーの内側にエクストルーダーケーブル吊るしておく治具を取り付けています。

ケーブルが垂れ下がって折れてしまう事象を減らせます。


カバーの内側の取り付け位置は、以下の画像を参考にしてください。


M300用HEPAカバーを下から覗き込んだ図

こちらの治具のstlデータは「Zortrax library」よりダウンロードできます。

https://library.zortrax.com/project/extruder_cable_hanger_for_hepa_cover/

※こちらはM300/M300PlusのHEPAカバー用に作成しております。

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