ショールーム実機にてサンプル処理をお受けしています。
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Zortrax Apollerは、MEK(メチルエチルケトン)またはアセトンを気化しフィラメントを溶かして造形するFDM形式の3Dモデルの表面を滑らかにして、積層痕を除去するスマートデバイスです。
Zortrax Apollerは、工業クラスの性能を提供するデスクトップスマートスムージングデバイスです。アセトンなどを気化し表面を平滑化するプロセスは、射出成形品と同等の外観を得るための独自のアルゴリズムで管理されています。
SVS technology
Zortrax Apollerは、アセトンとブタノン (MEK)の両方を扱うために、Zortrax SVS(スマートベーパースムージング)技術を使用しています。
Smart Vapor Smoothing(SVS)技術は、Apollerのスムージングチャンバー内の溶媒の蒸気の温度、圧力、濃度を管理する独自のアルゴリズムを使用しています。
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ガラストレーの下の受け皿に堆積した溶媒を蒸発させるために加熱されます。
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蒸気化した溶媒を螺旋状に循環させてモデルを均等に平滑化させます。
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庫内を加熱して造形物を乾燥させます。
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乾燥終了後溶媒をタンクに戻します。
庫内に置かれるモデルの数にかかわらず、プロセス全体に約3時間かかります。 モデルは、SVSプロセスが完了した直後から使用することができます。
射出成形部品と同様な外観が得られます。
Zortrax Apollerは、Z-ABS、Z-ULTRAT、Z-ULTRAT Plus、Z-ASA Pro、Z-HIPS、または他社製の同等フィラメントで造形されたモデルをスムーズにすることができます。
Z-ASAはアセトンでHIPSベースの材料はMEKで滑らかにすることができます。他のフィラメントはアセトンまたはMEKの両方で滑らかにすることが可能です。
スムージング処理により、ASAベースの素材はマット仕上げになります。他のフィラメントは光沢のある表面になります。蒸気の循環システムは、複雑な形状のモデルでも均一に滑らかにすることを保証し、平滑化終了後自動的に乾燥させ、庫内(スムージングチャンバー)から取り出した後すぐに使用できるようになります。
このことがZortrax Apollerを産業用クラスの性能を提供するデスクトップデバイスとして利用できることを示しています。
Step1
溶剤タンクは、フィラメントの種類に応じて、アセトンまたはMEKで満たす必要があります。
Step2
モデルは、互いに2〜3 cm離して庫内に配置する必要があります。密閉するためにしっかり閉じます。
Step3
フィラメントの種類とタンク内の溶媒の種類をタッチスクリーンで選択します。
Step3
平滑化処理が完了したら、モデルをチャンバーから取り出します。モデルは乾燥していますので直ちに使用ことができます。
内部低圧システム
Zortrax Apollerの内部低圧(バキュームシステムは、溶媒が蒸発した後でも、庫内の気圧が外部よりも高くなるのを防ぎます。そのため、蒸気は庫内に保持されます。内部低圧システムは停電があっても完全密閉されているため庫外に蒸気が漏れる心配はありません。このように安全対策は万全を期しており、庫内は2セットのシールで周囲から密閉されています。
高度な循環システム
Zortrax Apollerの庫内の蒸気は、高度に設計された循環システムを持っています。壊れやすく複雑な細部は、形状を損なわないように溶剤で覆う必要があるため、蒸気は庫内を上向きにらせん状に動きます。そのためモデルは溶剤で均一に覆わ れます。最後の工程では、庫内の壁が冷却され、それによって過剰な蒸気が庫内表面に凝縮し最適化されます。最終的に液体溶剤はタンクに逆流し、再利用されます。
高度な安全システム
慎重に設計された冗長性により、Zortrax Apollerは工業用クラスの信頼性を提供します。装置は環境から二重密封され、庫内の圧力は常に 外部の圧力より低く保たれています。また、停電が発生して電磁ロックの電源が遮断された場合でも、庫内を閉じた状態に保ちます。電源が回復すると、Zortrax Apollerは自動的に庫内を除染してからロックを解除します。
II - / 1G Ex h IIA T2 - / Ga
ATEX指令への準拠
安全システムは、爆発性雰囲気用の機器を規制するATEX 2014/34 / EU指令で要求される高い基準を満たすように設計されています。ATEX指令は、どのような機器が許可され、どのような安全対策が爆発性雰囲気の環境で必要であるかを規制する2つのEU指令から構成されています。「ATEX」という名前は、94/9 / EC指令のフランスの称号から派生したものです。
製造ラインと してのApoller
ここで試算として製造ラインを考えてみます。1台のZortrax M200 Plus 3Dプリンタでギアボックスカバーを10個造形してみましょう。Z-ABSを使用して、積層高0.14 mm、充填率50%で73時間40分かかります。プリンターは週に2回そのようなモデルを造形することができます。この20個のモデルはZortrax Apollerによって一度に滑らかにすることができます。これは、147時間20分の3造形物をわずか3時間以内に平滑化できることを意味します。1日9時間として3回転すると60個の完成品が得られます。1週間6日稼働するとして360個の製品を18台の3Dプリンターファームで作成することが可能になります。