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CFナイロン フィラメントによるプリント (M200Plus編)

執筆者の写真: 株式会社システムインナカゴミ株式会社システムインナカゴミ

CFナイロンフィラメント_M200Plus

前回は元々Z-SUITEに印刷設定が用意されているM300DualでBASF Ultrafuse® PAHT CF15をプリントしました。


今回はPAHT CF15の対応機種ではないZortrax M200Plusで外部素材としてプリントを行います。

※あくまで外部素材としてプリントを行う為、最適な印刷設定とは限りませんのでご了承ください。



まずはプリンタ本体のノズルを鋼鉄製(steel)の0.6㎜径のものに交換します。

・ノズルの着脱時にはホットエンドを加熱して作業してください。

・内部に残っている樹脂を溶かして柔らかくしてあげないとノズルが折れてしまいます。

・ノズル交換後は念のためキャリブレーションを一度やり直しておくと良いです。

ノズル取り外し


ノズルを取り換えたらPAHT CF15をロードマテリアルします。

・ロード時のフィラメントの種類選択はEXTERNALで275℃程度にしておきます。

・ナイロン系のフィラメントなので吸湿の影響を考えて乾燥機に入れて供給します。



続いてプリント用のzcodex2データを準備します。

今回は以下のドローンのフレーム部品をプリントしてみます。



Z-SUITE2でEXTERNAL_MATERIALSから「HIPS-BASED FILAMENT」を選択します。

※現行(2023年6月13日時点)のZ-SUITE2で外部モードで0.6㎜径のノズルを選べるのはHIPS-BASEDのみである為。


他の細かい設定はM300DualのPAHT CF15の設定に近い値を真似て入れています。

値は写真を参考にしてください。

印刷設定


こちらのzcodex2データを使ってM200Plusでプリントを開始します。

プリント結果がこちら。

造形時間:5時間51分 素材使用量:108g


比較的綺麗にプリントが出来ました。

20㎝を超える長さのモデルですが反りもありません。

ラフトは比較的簡単に剥がせましたが、入り組んだ箇所のサポートは剥がすのに苦労します。



続けてカラビナもプリントしてみました。こちらもプリントは成功。

ただ、M200Plusでは出力温度が275℃だと高すぎるのか、積層後のフィラメントの表面が波打っている様にも見えます。

ノズル温度を245℃程度まで下げていったらモデルの表面が若干きれいになった印象です。



今回の検証はここまでです。

M200Plusでも外部素材としてBASF Ultrafuse® PAHT CF15はプリントできました。

より強度/耐熱性のある造形物を作ってみたいという方はどうぞお試しください。


 

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